A型・B型肝炎混合ワクチン(Twinrix、GSK)は、A型肝炎ウイルス(HAV)不活化抗原とB型肝炎ウイルス(HBV)表面抗原(HBs抗原)を1本の注射で投与する混合ワクチンである。 日本ではTwinrixは薬事承認されておらず、輸入ワクチンとして一部のトラベルクリニックで使用される。日本国内ではA型肝炎ワクチン(エイムゲン)とB型肝炎ワクチン(ビームゲン/ヘプタバックス)は別々に承認されており、通常は個別に接種される。 渡航前に両方のワクチン接種が必要な場合、Twinrixを使用することで注射回数を減らすことができる(A型3回+B型3回=計6回が、Twinrix 3回に減少)。特に渡航までの期間が限られている場合に有用である。
Combined vaccine protecting against both hepatitis A and hepatitis B infections.
Travelers to endemic areas, people at risk for both hepatitis A and B.
禁忌:
本ワクチンの成分に対する重篤なアレルギー反応の既往
過去のA型肝炎ワクチンまたはB型肝炎ワクチン接種時にアナフィラキシーを呈した者
慎重接種:
発熱中または急性疾患に罹患中の者
免疫不全者(接種は可能だが免疫応答が不十分となる可能性)
妊婦(不活化ワクチンのため理論的リスクは低い。有益性判断で接種を考慮)
禁忌・慎重接種の内容は、個別のA型肝炎ワクチン・B型肝炎ワクチンに準ずる。
非常に一般的(≧10%):
接種部位の疼痛(35〜45%)
接種部位の発赤・腫脹
一般的(1〜10%):
頭痛
倦怠感
筋肉痛
微熱
食欲不振、悪心
まれ(<1%):
蕁麻疹
リンパ節腫脹
めまい
関節痛
極めてまれ:
副反応プロファイルは個別のA型肝炎ワクチン・B型肝炎ワクチンと同等であり、混合製剤による追加的なリスクは報告されていない。安全性プロファイルは良好である。
製剤(輸入ワクチン):
接種方法: 筋肉内注射(三角筋)
通常スケジュール:
迅速スケジュール:
Day 0, 7, 21の3回接種 + 12か月後にブースター(4回目)
渡航前に時間的余裕がない場合に有用
費用: 約10,000〜15,000円/回(輸入ワクチン、医療機関により異なる)。3回で約30,000〜45,000円。
入手方法: 輸入ワクチン取扱いトラベルクリニック。事前予約・在庫確認が必要。
免疫原性:
3回接種後のHAV抗体陽転率:約99〜100%
3回接種後のHBs抗体陽転率:約95〜99%
迅速スケジュール(0, 7, 21日)後のHAV抗体陽転率:約99%(Day 28時点)
迅速スケジュール後のHBs抗体陽転率:約82%(Day 28時点、ブースター後にほぼ100%)
個別ワクチンとの比較:
Twinrixの免疫原性は個別ワクチン(Havrix + Engerix-B)と同等
混合製剤による免疫干渉は認められていない
持続期間:
HAV成分:少なくとも25年以上の防御が数理モデルで予測
HBV成分:少なくとも30年以上の免疫記憶が確認
免疫能正常者への定期的な追加接種は不要(WHOの見解)
注射回数の削減が最大のメリットであり、有効性は個別ワクチンと同等である。
他のワクチンとの同時接種:
他の渡航ワクチン(黄熱、日本脳炎、腸チフス、狂犬病等)との同時接種は可能
不活化ワクチンのため、接種間隔に制限はない
薬剤との相互作用:
免疫抑制剤:免疫応答が低下する可能性
免疫グロブリン製剤:A型肝炎の曝露後予防として併用される場合がある。異なる部位に投与する
個別のA型肝炎・B型肝炎ワクチンと同様の相互作用プロファイルである。
スケジュール計画:
通常スケジュール(0, 1, 6か月)が完了するには6か月必要
迅速スケジュール(0, 7, 21日 + 12か月ブースター)も利用可能。渡航までの期間が限られている場合に有用
迅速スケジュールでは12か月後のブースターが長期防御に重要
個別ワクチンとの互換性:
接種後の注意:
接種後30分間の経過観察
日本未承認ワクチンである旨の十分な説明
保管: 2〜8℃冷蔵保存。凍結不可。
スケジュールデータがありません。
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このページの内容は、情報提供および教育目的のみを目的としています。医学的な助言、診断、または治療の推奨を構成するものではありません。健康上の懸念がある場合は、資格のある医療専門家にご相談ください。Medovaは医療サービス提供者ではありません。
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