情報提供のみを目的としています — 医学的助言ではありません
重症度は?
死亡リスク
はい
ワクチンはある?
症状までの期間
影響を受ける国
活動中の流行
デング熱と同じネッタイシマカ(昼間吸血)により媒介されます。蚊に刺されない対策が予防の基本です。熱帯地域への渡航中または渡航後に発熱と激しい関節痛が出た場合は、医療機関を受診してください。長期的な関節痛が主な懸念事項です。
ネッタイシマカ媒介性のウイルス感染症で、高熱と数週間〜数か月持続する重度の関節痛を特徴とします。
症状 | 頻度 | 重症度 | 発症 |
|---|---|---|---|
| 関節痛 | 95% | 重度 | 初期 |
| 頭痛 | 65% | 軽度 | 初期 |
| 高熱 | 95% | 重度 | 初期 |
| 全身倦怠感 | 75% | 軽度 | 初期 |
| 筋肉痛 | 70% | 中等度 | 初期 |
| 背部痛 | 50% | 中等度 | 初期 |
| 悪寒 | 40% | 軽度 | 初期 |
| 羞明 | 10% | 軽度 | 初期 |
| 眼窩後方痛 | 18% | 軽度 | 初期 |
| 関節腫脹 | 45% | 中等度 | ピーク期 |
| 斑丘疹 | 50% | 軽度 | ピーク期 |
| 浮腫 | 30% | 軽度 | ピーク期 |
| 掻痒感 | 25% | 軽度 | ピーク期 |
| 食欲不振 | 35% | 軽度 | ピーク期 |
| 吐き気 | 40% | 軽度 | ピーク期 |
| 結膜炎 | 20% | 軽度 | ピーク期 |
| 下痢 | 15% | 軽度 | ピーク期 |
| めまい | 10% | 軽度 | ピーク期 |
| リンパ節腫脹 | 15% | 軽度 | ピーク期 |
| 嘔吐 | 25% | 軽度 | ピーク期 |
| 点状出血 | 5% | 軽度 | ピーク期 |
| 倦怠感 | 80% | 中等度 | 全期間 |
チクングニア熱はチクングニアウイルス(トガウイルス科、アルファウイルス属)による蚊媒介性ウイルス感染症である。Aedes aegyptiおよびAedes albopictus蚊により伝播する。急性の発熱と激しい関節痛を特徴とし、関節痛は数か月〜数年持続することがある。近年、アジア・アメリカ大陸・ヨーロッパで大規模アウトブレイクが発生。
チクングニア熱は、チクングニアウイルス(Togaviridae科アルファウイルス属)による蚊媒介性感染症である。「チクングニア」はマコンデ語で「身体が曲がる(contorted)」を意味し、激しい関節痛で前かがみになる姿から名付けられた。ネッタイシマカおよびヒトスジシマカが媒介蚊。2004年以降、インド洋諸島、インド、東南アジア、中南米、欧州南部で大規模な流行が発生している。日本国内では土着発生の報告はないが、輸入症例が毎年数例報告されている。ヒトスジシマカが日本に分布するため、デング熱(2014年代々木公園)やジカ同様に国内感染の理論的リスクがある。感染症法では4類感染症。最大の特徴は、20〜40%の患者に数か月〜数年にわたる慢性関節痛が残ることである。致死率は低い(0.1%未満)が、新生児・高齢者では重症化しうる。2023年にIxchiq®ワクチン(生ワクチン)がFDA承認されたが、日本国内では未承認である。
激しい関節痛で歩行不能。高熱(39°C以上)が5日以上持続。新生児の発熱・痙攣・皮疹(母親に流行地渡航歴あり)。意識障害。胸痛(心筋炎疑い)。呼吸困難。
最も一般的な兆候と症状
潜伏期間は2〜12日(通常3〜7日)。急性期:突然の高熱(39〜40°C)、激しい左右対称性多関節痛(手首、足首、膝、肘、指趾関節が好発部位。「歩けないほどの痛み」が特徴)、斑状丘疹性皮疹(体幹・四肢)、頭痛、筋肉痛。急性症状は1〜2週間で改善する。慢性期関節症状:20〜40%の患者で関節痛・関節腫脹が数か月〜数年持続する(関節リウマチに類似した病態)。稀な重症型:脳炎(特に新生児)、心筋炎、肝炎、腎不全。新生児のチクングニア(母子垂直感染)は重篤で、脳炎・多臓器不全を伴い、致死率は最大25%に達する。
症状を知ることは、迅速な対応への第一歩です。
典型的な疾患経過:
重要な特徴: 関節痛の重症度がチクングニアをデング熱やジカと区別する。関節痛は歩行や日常生活動作が不可能になるほど重度になることがある。
この病気の特定方法
RT-PCRによるウイルスRNA検出(発症後1〜7日目)。IgM-ELISA(発症後5日目以降)。IgM持続期間は約3か月。急性期血清と回復期血清のペアで4倍以上のIgG上昇で確定。日本では国立感染症研究所が確定検査を実施。デング熱、ジカとの鑑別が重要(同じAedes蚊が媒介するため、流行地域・症状が重複する)。
利用可能な治療法
特異的な抗ウイルス薬は存在しない。急性期の治療は対症療法:アセトアミノフェン(解熱・鎮痛の第一選択)。デング熱の鑑別が完了するまでNSAIDsは避ける。デング熱が除外された後は、NSAIDs(イブプロフェン、ナプロキセン)が関節痛に有効。慢性関節症状:NSAIDs、メトトレキサート(難治例)、ヒドロキシクロロキン、理学療法。十分な水分摂取と休息。
ほとんどの症例は早期診断で効果的に治療されます。
自分を守る方法
Ixchiq®ワクチン(弱毒化生ワクチン)が2023年にFDA承認されたが、日本国内では未承認。蚊の刺咬防止が予防の中心:DEET含有忌避剤、イカリジン、長袖・長ズボン、蚊帳。ヒトスジシマカ(およびネッタイシマカ)は昼間活動性であるため、日中の防護が最も重要。旅行先での蚊の発生源対策(水たまりの除去)にも協力する。妊婦は流行地への渡航リスクを認識し、分娩直前の渡航は特に避けること(新生児チクングニアの予防)。
準備が最善の防御です。
チクングニア熱流行地域(東南アジア、インド、中南米、アフリカ東部、太平洋諸島)への渡航者は、昼間の蚊の刺咬防止を徹底する。帰国後に高熱と激しい関節痛が出現した場合は、渡航歴を申告して医療機関を受診する。慢性関節痛が残る場合はリウマチ科への紹介を検討する。妊婦は流行地への渡航を避けるか、十分な蚊対策を講じること(新生児チクングニアのリスク)。
統計と地理データ
2004年のケニアでの再興以降、インド洋諸島(レユニオン島、2005〜2006年に人口の35%が感染)、インド(2006年に130万例以上)、東南アジア(タイ、フィリピン、インドネシア)、中南米(2013年以降、累計200万例以上)、欧州南部(イタリア2007年・2017年、フランス南部2010年以降散発)で大規模流行が発生している。日本での輸入症例は2006年以降、累計約30例が報告されている。ヒトスジシマカの分布域の北上(温暖化の影響)により、日本を含む温帯地域での局地的流行リスクが懸念されている。
リスクが最も高い人
流行地域への渡航/居住、Aedes蚊への曝露、蚊対策の不備、新生児(分娩時母子感染)、高齢者(>65歳)、基礎疾患(心血管疾患、糖尿病、高血圧)。
合併症の可能性
慢性関節炎様症候群(チクングニア後関節症)は最も頻度が高く、QOL(生活の質)を著しく低下させる。関節の腫脹・圧痛・朝のこわばりが数か月〜数年持続し、関節リウマチと誤診されることがある。新生児チクングニアは周産期垂直感染によるもので、脳炎(痙攣、意識障害)、心筋炎、壊死性腸炎を伴い、致死率は最大25%。高齢者・基礎疾患(糖尿病、高血圧、腎疾患)を有する患者では、心筋炎、肝不全、脳炎の報告がある。
予想される結果と回復
急性期: 自然軽快する。CFRは0.1%未満(新生児および65歳以上の高齢者ではより高い)。
慢性関節痛: 最も重要な長期的後遺症。
患者の40〜60%が数ヶ月〜数年にわたる持続性または再発性の関節痛を経験する。
感染後3年時点でも12〜15%に日常生活に支障をきたす関節痛が持続する。
慢性化のリスク因子:高齢、女性、既存の関節疾患、重度の急性関節痛。
まれな重篤合併症: 脳炎(新生児、高齢者)、心筋炎、肝炎、腎不全。
新生児チクングニア: 分娩時の母子感染。CFRは最大10%で、重症脳症を伴う。
このページの内容は、情報提供および教育目的のみを目的としています。医学的な助言、診断、または治療の推奨を構成するものではありません。健康上の懸念がある場合は、資格のある医療専門家にご相談ください。Medovaは医療サービス提供者ではありません。
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| 高リスク |
| Bangladesh | 高リスク |
| Brazil | 高リスク |
| Philippines | 高リスク |
| Timor-Leste | 高リスク |
| Gabon | 高リスク |
| Ethiopia | 高リスク |